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サドベリースクールについて

西宮サドベリースクールは1968年にアメリカで開校されたサドベリーバレースクールの理念を基にして
2000年に設立された学校です。
サドベリーバレースクールは子どもたちに民主的な議論を通じて、自由と責任を持ち自主的な行動ができることを
教育理念とする学校です。
1.子どもたちを100%信頼する学校

西宮サドベリースクールでは、大人が何をするかを指示して一方的に押し付けていくのではなく
子どもたちが自由にやりたいことを見つけ自発的に活動して、またスタッフは子どもたちが活動の中で助けてほしい時に
全力で手伝うことに注力しています。
これが子どもたちを100%信頼するというサドベリースクールの根幹を成す考え方です。
子どもたちの持っている力を100%信頼し、その好奇心・向上心を、自然に伸ばしていける環境があれば
それぞれの個性を伸ばしていける最高の学校となっていきます。
2.毎日が自由時間

生徒たちが自分のやりたいことに注力するために、スクールでは時間割やテストがなく毎日が自由時間です。
10:00~16:00 開校時間
15:30~16:00 デイリーミーティング(自由参加)
毎週水曜13:00~14:30 スクールミーティング(自由参加)
毎週木曜13:00~14:30 運営ミーティング(自由参加)
開校してから閉校まですべてが自由時間です。
「今日はスクールに行くより公園で遊びたい」そんな時にはスクールに行くか行かないかも自由です。
「今日は何がやりたいか、何をするか」一日のすべてが自分の思った通りになります。
3.様々な設備

テレビルーム

ミーティングルーム

クリエイティブルーム

パソコンルーム

キッチン

図書ルーム
西宮サドベリースクールには生徒たちが様々なことに挑戦できるように色々な設備があります。
各種ゲームや漫画など普通の学校には置いてない物もあります。
生徒がやりたいという理由でギターやサーフボードなど、要望があった物を後述するプロジェクトで買ったりもしています。
その他にも自転車や釣り具、ペンタブ、パソコン3台、タブレット7台...などの生徒が様々なことを行えるように様々な備品があります。
4.生徒をサポートする大人

サドベリースクールには生徒に何かを教える先生はいません。
生徒のサポートをするスタッフがいます。
スタッフは生徒に何かをやらせたりはしません。
「一緒にゲームしよう」「パソコンの使い方教えて」など生徒からの要望があった時、一緒に行動する人です。
広報や基本業務も行うサドベリースクール唯一の大人です。
このスタッフは毎年2月行われるスタッフ選挙にて、生徒から投票された人が選任されています。
生徒自身がやりたいことを手伝ってくれるスタッフを選ぶことで、
スクールを自分に合う環境として作り変えることもできます。
5.子どもたちが学校を運営

サドベリースクールには、毎週水曜日に行うことが出来るスクールミーティングによって
ルールの制定・変更の議論ができます。
今のルールを生徒たちが考え議論することで、より自分たちが学びやすい環境を作ることも可能です。
ルールは掃除や騒音、喧嘩など、生徒たちが議論し、ルールを破った時の罰則も決めることができます。
ルールを破った人がいたらスタッフであっても生徒たちが訴えて罰を与えることができます。
自由になんでもやるだけでなく、ルールで秩序を守り、その中で子どもたちは自分の責任のもとで自分に必要な学びを決め、自分の力で実現していきます。
そうした環境で、それぞれの子たちは社会に出てから必要なスキルが自然と身についていきます。
その他には、毎週木曜日の運営ミーティングでは予算に対しての議論、広報などの議論も行うことも出来ます。
さらに3,6,9月に行われる総会ではその年全体の電気、水道やプロジェクトなど学びの予算や広報の方針、半期までの結果などの議論にも参加して、賛成や反対を行うこともできます。
このように子どもたちはスクール内のすべての予算や活動へ自由に関与することが出来ます。
6.やりたいことに予算が出る

また、スクールミーティングではプロジェクトを立ち上げることができます。
プロジェクトとはやりたい事や予算を主張し、それを議論することでその活動に予算が出るというシステムです。
例えばプールで毎日泳ぎたいなら
やりたい理由 泳ぐのが昔から好きで、バタフライとかをもっとうまく泳げるようになりたいからです。
期間 飽きるまで
場所 兵庫県西宮市サドベリー公園プール
活動内容 毎日プールで泳ぐ
予算 月27000円(交通費3000円+プールの入園料24000円)
このように自分のやりたいことをプレゼンして、予算や活動内容などの議論をします。
それが賛成されればプール代が活動予算として支給されます。
しかし、プロジェクトが通った後も毎月の月例報告でしっかりと活動しているかの議論があります。
上記のプロジェクトの場合だと「毎日水泳していない」「支払いの報告を忘れた」などがあれば、一時停止や
プロジェクトそのものの凍結などもあります。
プロジェクトは生徒みんなの予算がかかっているので、こういった報告ではシビアに突っ込まれており、
子ども扱いをせず間違いなどにはペナルティがあります。
大人と同じように自由にお金を使える反面で、その責任を負うことも子どもたちが体験し、その中でやりたいことを追求していくのがサドベリースクールの醍醐味のひとつです。
西宮サドベリースクールはこうして大人が何かを強制せず
子どもたちはスクールのすべてに関わり自由に何でもできる学校です。
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